ここではFFRK(ファイナルファンタジー レコードキーパー)における「ひきつける」と「魔法ひきつけ」について説明させて頂きます。
「引きつけ」とは?
「引きつけ」とは、FFRKにおける状態変化の一つで、特定の敵単体攻撃のターゲットを自身へと強制的に固定する状態のことを言います。
引きつけることで敵の攻撃から瀕死の仲間を助けたり、物理攻撃に弱い味方を守ったり、攻撃への反撃を図ったりするなど、使用法は多岐に渡ります。
使えるのは主に「ナイト」の特性を持ったキャラクターたちです。
引きつけは二種類に別れ、物理攻撃を引きつけるもの、魔法攻撃を引きつけるものがあります。
物理攻撃の引きつけは、主にナイトアビリティ「ひきつける」「ガイアクロス」「ディバインクロス」や、一部必殺技やレコードマテリアなどで付与することが出来ます。
使用すると、ある一部を除く物理攻撃判定の技が全て「ひきつける」系アビリティ使用者の元へと集まり、「ひきつける」使用者は文字通り肉の盾となってパーティを守ることが出来ます。
この際、攻撃を受けると敵に反撃を行う侍のアビリティ「かまえる」を使っておけば、ひきつけるで攻撃を集めて味方を守りつつ、かまえるの効果で自身の攻撃の手を休めず戦闘を行うことが可能となります。
「ひきつける」と「かまえる」を併用するコンボのことを「ひきかま」コンボと言います。
当該コンボは高難度攻略の際にもお世話になる組み合わせのため、一人くらいはナイトアビリティと侍アビリティを扱える人物を用意すると良いでしょう。
ちなみにひきかまコンボをデフォルトで扱えるのは「デシ」「ギルガメッシュ」「ドルガン」「レオ将軍」「アーロン」「バッシュ」「グラディオラス」「オルランドゥ」となります。
2018年6月30日現在の状況では、女性キャラクターで「ひきかま」を扱えるキャラクターは居ないようです。
魔法攻撃の引きつけは、ナイトアビリティ「魔法ひきつけ」や、ごく一部のレコードマテリア、必殺技などで付与することが出来ます。
使用すると、ある一部を除く魔法攻撃判定の技が全て「魔法ひきつけ」系アビリティ使用者の元に集まることになります。
「ひきつける」の魔法系と覚えていてくれれば間違いはありません。
こちらは魔法攻撃を多用してくる敵相手に有効な手段であり、相手の使ってくる魔法の属性がわかるなら、属性に対応した耐性をつけていくことでより効果を発揮します。
ただし、こちらには「かまえる」の効果は乗らないため、あくまで味方を守るときのみに使うことになります。
しかし、FF5の「エクスデス」とFF6の「セリス」は、それぞれ特定の必殺技を使うことによって自身にかけられた魔法を吸収し、アビリティの使用回数を回復するといった特殊な効果を自身に付与することが出来ます。
魔法ひきつけを扱うなら、この二人の必殺技を併用するとより良い効果を得られるでしょう。
尚、ごく一部の必殺技と、レコードマテリア「神殿騎士団の長」は、「ひきつける」と「魔法ひきつけ」の効果を同時に付与することが可能です。
特に入手難易度が低く、両方の「ひきつける」効果を狙える「神殿騎士団の長」は、誰にでも装備させることが出来る有用なレコードマテリアなため、暇があれば取っておくと良いでしょう。
レコードマテリアの「ひきつける」
前述した通り、ごく一部のレコードマテリアは「ひきつける」や「魔法ひきつけ」の効果を付与することが出来るものがあります。
その数少ない貴重なレコードマテリアが、FF9の「サラマンダー」が覚える「賞金首の男」、FF11の「クリルラ」が覚える「神殿騎士団の長」、FFTの「ディリータ」が覚える「南天騎士団の将軍」です。
「賞金首の男」は「サラマンダーの限界突破を2まで終えた状態で、『孤高の拳士』を覚えてからサラマンダーをパーティに加えて戦闘を行うと、一定確率で獲得」します。
「神殿騎士団の長」は「クリルラの限界突破を3まで終えた状態で、『王国一の剣技』を覚えてからレベル99に到達する」ことでレコードマテリアを覚えることが出来ます。
「南天騎士団の将軍」は「ディリータの限界突破を2まで終えた状態で、『平民の志』を覚えてからディリータをパーティに加えて戦闘を行うと、一定確率で獲得」することが出来るレコードマテリアとなってます。
効果はどれも自身に戦闘開始時「ひきつける」の効果を発揮するものとなっています。
「賞金首の男」は「ひきつける」の効果のみを付与し、自身の防御力を超特大上昇させます。
「神殿騎士団の長」は「ひきつける」と「魔法ひきつけ」の二つを同時に付与し、自身の防御力を超特大上昇させます。
「南天騎士団の将軍」は「魔法ひきつけ」の効果のみを付与し、自身の魔法防御を超特大上昇させます。
どれにも共通しているのは、レコードマテリアであるため、誰でもひきつけるを使用することが出来るようになる点です。
そのため、「ひきかま」を開幕限定とはいえナイトアビリティが装備できない侍アビリティ使いのキャラクターが扱えるようになる、という大きな利点があります。
差別点は一目瞭然でしょうが、「神殿騎士団の長」は両方のひきつける効果を狙えますが、「賞金首の男」は物理のみのひきつける、「南天騎士団の将軍」は魔法のみのひきつける効果しか狙えません。
しかし、「南天騎士団の将軍」は「神殿騎士団の長」と違って魔法防御を上昇させてくれるため、こと魔法ひきつけに関してだけは神殿騎士団の長より優れていると言えます。
普通の物理攻撃は「かまえる」で無効化出来るひきつけると違い、攻撃の無効化が図れない魔法ひきつけにおいて、魔法防御が上昇するのはかなりありがたいところでしょう。
しかし、エクスデスとセリスなら魔法を吸収する必殺技を使えるので、より高い効果が得られます。
該当する必殺技が扱えるなら、魔法ひきつけ要員として、レコードマテリアを装備した上で魔法受け盾として使用するのも良いでしょう。
「賞金首の男」は「神殿騎士団の長」から魔法ひきつけを取り除いたもの、ということになります。
ひきつけるが扱えない味方でもひきつけるを使うことが出来るようになるという運用法の上では全く問題になりません。
むしろ、魔法をひきつけたくない場合はこちらの使用に軍配が上がるでしょう。
物理攻撃相手にするなら「神殿騎士団の長」か「賞金首の男」と「かまえる」、魔法攻撃を相手にするなら属性耐性をつけるか、エクスデスかセリスの必殺技を使った上で「南天騎士団の将軍」を使用するなど、使い分けが大事だと思われます。
「ひきつける」の効果を付与するもの
物理攻撃の盾となる「ひきつける」と、魔法攻撃の盾となる「魔法ひきつけ」、二つの「ひきつける」効果をもたらす技を一覧致します。
更に「魔法ひきつけ」との高い親和性を誇る特殊効果「魔法吸収」効果を持つ必殺技も紹介します。
「ひきつける」効果
【アビリティ】
ひきつける(ナイト☆3)
ガイアクロス(ナイト☆5)
ディバインクロス(ナイト☆5)
【レコードマテリア】
賞金首の男(FF9サラマンダー)
「魔法ひきつけ」効果
【アビリティ】
魔法ひきつけ(ナイト☆4)
【レコードマテリア】
南天騎士団の将軍(FFTディリータ)
両方の「ひきつける」効果
【レコードマテリア】
神殿騎士団の長(FF11クリルラ)
【レジェンドマテリア】
揺らぐことなき光(FF1光の戦士)
威厳溢れる魔人(FF4ゴルベーザ)
明朗快活なヒーロー(FF13スノウ)
【バースト必殺技】
シャインブラスト(FF4パラディンセシル「アポカリプス」)
双月(FF4ゴルベーザ「ゼロムスの結晶」)
秘剣・八方ふさがり(FF5ギルガメッシュ「正宗」)
魔女の騎士(FF8サイファー「キアストレート・A」)
騎士の誓い(FF9スタイナー「シールドアーマー」)
魔法吸収
【必殺技】
グランドクロス(FF5エクスデス「ムーアの小枝」)
ネオグランドクロス(FF5エクスデス「鯨の髭」)
まふうけん(黒魔法のみ吸収)(FF6セリス「ソウルセイバー」)
華麗なる常勝の剣(FF6セリス「エクスカリバー」)
魔封・常勝の剣(FF6セリス「ラグナロク」)
研ぎ澄ます常勝の剣(FF6セリス「アークエッジ」)
まとめ
「ひきつける」は使い方次第ではかなり有効な味方の防衛手段となり得る有能な状態変化です。
高難易度でも安定した周回を行うことが出来るようになるため、使い方や使えるキャラクターは確認し、育てていくことをおススメします。